こんにちは、だいだい(@daidai_cash)です
10月26日15時にキャノンが未定としていた12月の配当について
1株「40円」という発表を行いました。
おお〜キャノンよ。とうとう陥落してしまったのか😭
高配当株界隈では大きな話題となっていましたが、なぜそこまで話題だったのか?
まずはキャノンという会社と株式について。
次にこの事態を受け
•損切りするのか?
•保有し続けるべきか?
についても言及していきます
キャノン(7751)とは
概略
聞いた事のない方はほとんどいないと思います。日本でも指折りの大企業♪
カメラや事務用機器がメインの大手の会社です
個人向けのプリンターだとCanonかエプソンかブラザーってイメージ。
PIXUSTS6330BK キヤノン A4プリント対応 インクジェットプリンタ複合機(ブラック) Canon PIXUS(ピクサス) TS6330 価格:16,980円 |
2019年12月の売上は3兆5932億円
従業員は単体で25000人
連結で18万人を超える大企業です
めっちゃデカいね〜大企業だね
ミラーレスカメラや医療機器の分野にも強みがある企業ですね
株価
10年チャートはこんな感じ↓
きれいな右肩下がりですね〜
2年前に買っていたら半額以下じゃないか💦なんでこんな事に
キャノンの時価総額は上場している会社の中で日本で51位(10月27日現在)
この辺りの株価の下落の要因となりそうなものについては後述
一番の魅力
キャノンの一番の魅力は高配当&継続性です。
なにせ10月26日に12月配当が発表され、年間での減配が確定するまでは
30期以上にわたり「連続“非”減配」を貫いてきたのです
連続“非”減配期間とは•••減配が続けてなされなかった期間の事。毎回増配、もしくは配当維持を続けたという事。定額配当のところにはあまり使われない
配当年次 | 中間 | 期末 | 合計 |
2009年12月 | 55 | 110 | |
2010年12月 | 55 | 120 | |
2011年12月 | 60 | 120 | |
2012年12月 | 60 | 70 | 130 |
2013年12月 | 65 | 65 | 130 |
2014年12月 | 65 | 85 | 150 |
2015年12月 | 75 | 75 | 150 |
2016年12月 | 75 | 75 | 150 |
2017年12月 | 75 | 85 | 160 |
2018年12月 | 80 | 80 | 160 |
2019年12月 | 80 | 80 | 160 |
2020年12月 | 40 | 40 | 80 |
うーん、改めて見るとすごい
日本の企業でここまで頑張るのはすごい。しかも配当利回り4%前後だし
株価は伸び悩んでいましたが、
最近は5%を超える配当利回りも叩き出しており、
減配しない優良銘柄として高配当投資家の間では愛されていた存在でした。
もちろん後述しますが、
この配当を維持できるの?そろそろ減配するんじゃない?
という声は元々聞かれてはいました。
その理由としては
高過ぎる配当性向ですね。
配当性向•••稼いだ利益のうちどのくらいの割合で配当として出すのかの指標
つまり利益を稼いでもほとんど配当として出してしまうので、
次の魅力的な投資先に対する投資に回りません
さらに昨年は100%を超えており、かなり無理のある水準でした。
100%を超えているというのは
稼いで残った利益以上に配当を払っているという事
なので今回の減配については多くの投資家の間では想定の範囲内といったところでしょう
キャノン(7751)に今投資すべきか
これは今持っている方とこれから投資する方で分かれてくるとは思います
今持っている方
一度考えるべき時だと思います。
元々オフィス機器関係に関しては先細りが想定されており、
今後株価の急激な回復はあまり見込めません
さらにコロナによるテレワークの水深が進み尚のこと厳しい状況が続きます
新たな稼ぎ頭となる事業を育てなければジリ貧で株価が下落していく可能性が高いです
減配発表で高配当目当てに買っている投資家の投げ売りにより
株価のさらなる低迷も予想できますしね
ジリ貧は辛い(T . T)
キャノンの底力を信じて持ち続けるというのも1つの選択肢ではありますが、
1株4000円以上で買っている方は損切りしたほうが良いと思います。
配当5%ついても株価が半値なら、もし株価固定でも10年は配当で損失を取り戻すのにかかります
10年あったらそれこそ世界の情勢が変わっていく可能性が高いからです
今後買おうか検討中の方
今は手を出さないのが無難でしょう。
キャノンの発表では減配し、現金を確保して利益を伸ばせる事業に投資していくという発表をしています
2020年12月は「増収増益」となる予想との事ですが、
多くの方が事業の先細りを懸念している中、高配当を目当てに買っている人が多かったので株価を維持してきた側面もあると思います。
今すぐではなく、今後の業績を見た上で将来に希望を持てるようになった時に
買うというスタンスでも遅くはないと思います
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