【変動金利の方は必読】長期金利の変動幅の拡大が住宅ローンに及ぼす影響とは?

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お金の知識と自由への考え方

こんにちは、だいだい(@daidai_cash)です
2021年3月18日の日銀の金融政策決定会合で

ゼロ%を中心に上下0.2%程度としている長期金利の変動を認める幅を、0.25%程度にする方向だ!


と偉い人が言っていました

へ〜ニュースにはなったけど、何か影響があるのかな?

そう思ったあなた。
もちろん諸々と経済に影響はありますが、もしあなたが変動金利で住宅ローンを借りて家を買っているならかなり影響があります。

人生の中で1、2を争う大きな買い物である住宅
多くの方がローンを組んで買う事がほとんどですが、
家を購入する時には気にしている金利も買った後は放置の方が多いのでは?

経済や景気への影響等は詳しい方に任せるとして、私は身近に影響する住宅ローン金利とこのニュースが及ぼす影響について理解してもらえればと思います
改めて自分の住宅ローンについて見直すきっかけになれば

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住宅ローンについて

住宅ローンの種類

住宅ローンを組んで家を買った方、家を買おうとしている方は耳にされた事がある2つのワード

・変動金利
・固定金利

変動金利…金利が一定ではなく、様々な要因により金利が変動していくもの
固定金利…定められた期間、金利が固定されているもの

この2つは読んで字の如くなので特に問題ないかと思います
ちなみに住宅を買う際に銀行の方にもお伺いした所、6〜7割近くの方が変動金利を選ばれるそうです
なぜなら借りる時点での金利は変動金利<固定金利だからです

ローンのシミュレーションを行う際には変動でも現在の金利が続くというシミュレーションで行います。
なぜなら未来の金利は誰にも予測出来ないから
そうすると当然支払い総額も変動金利<固定金利となります
高額な買い物なので、

ちょっとでも支払い総額を安くしないと💦こんな大金払えるかな

という心理も働いているのではないでしょうか

ちなみになぜ金利が変動金利<固定金利となる理由はご存知でしょうか?
これは金利の変動リスクを誰が背負うか?というのが理由です

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金利の変動リスク

つまりリスクを背負うのが、
・変動金利…ローンを組んで借りる側(購入者側)
・固定金利…ローンを組ませて貸し出す側(金融機関側)
どういう事か金利が上昇した時と下落した時に分けて考えると

①金利が上昇した
変動金利の場合
購入者側…金利が上昇するので、支払い利子が増える
金融機関側…金利が上昇するので、もらえる利子が増える

固定金利の場合
購入者側…固定の為、支払う利子は変わらず
金融機関側…固定の為、もらえる利子は増えない


②金利が下落した際
変動金利の場合
購入者側…金利が下がるので、支払う利子が減る
金融機関側…金利が下がるので、もらえる利子が減る
固定金利の場合
購入者側…金利は固定の為、高い利子を払い続ける
金融機関側…支払ってもらう利子は変わらない(現状より多め割合の利子をもらえる)

金融機関側からすると現在の金利を元に設計を行いますので、上昇した際に利益が増えないのはかなり痛手です。
その保険の為、変動より固定の場合は高い金利をつけないとリスクを引き受ける事が出来ないのです

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今回のニュースの影響

この発表がどのような影響を与えるか?
タイトルにもあるように住宅ローンの金利に影響を及ぼします。

早速10年もの日本国債が上昇気味になっています。1週間チャートがこちら↓

長期で見れば変動としては小さいのですが、流れが変わってくるかもしれない程度には見ておいた方が良いかと思います

もちろんトレーダーでない人が毎日しっかり金利動向をチェックする必要はありません
しかし1ヶ月に1回など定期的にチェックはしておいた方が、自分が払うお金を適正化出来ます

借りる前や借りた直後は自分の支払っている住宅ローンの金利をきちんと見ている方がほとんどです
しかし5年、10年とある程度月日が経ってくると

住宅ローンの金利?いくらだったかな?覚えてないや。

という方がほとんどです

毎月の返済を元本と利子を合わせた金額で固定にしている方だと、目に見えて金利の影響が見えにくいです
そしてある時残高明細を見た際に

思ってたより元本が減っていない💦

なんて事態にもなりかねません

変動の方はある程度のチェックが必要となってきます

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私のスタンス

ちなみに

そんな事を言っているあなたはどうなんだい?

ということについてですが、
私は35年ローンの変動金利にしています。

固定、変動は金利の上げ下げによって後から見れば損した、得したというのはあります
しかし金利は誰にも読む事は出来ません。30年チャートがこちら↓

1990年に固定で借りていたらかなり悲惨になっていたでしょう。
しかしこのチャートが今後さらに上昇していき、1990年の金利を超える事はないと断言できる人は誰もいません

それほど住宅ローンを長期で借りるというのにあたり金利の変動リスクは大きいです。
ではなぜ私は変動金利を選んだのか?
理由は3つあります

①人口減少が見込まれる日本で金利の急激な上昇は起こりにくい
②毎月固定支払いの為、低金利の現在に多めの利子を払っておきたかった
③金利上昇が起こった際に固定に乗り換えを検討する用意がある

①人口減少が見込まれる日本で金利の急激な上昇は起こりにくい
日本は少子高齢化でなかなかインフレ目標が達成出来ていません。
もちろん日銀もインフレ目標を達成していずれ金利はあげると思いますが、まだ時間はかかるのではないかと。
そうなるとしばらくの間は金利はある程度の低水準が維持されるのではないかなとの見立てですね

②毎月固定支払いの為、低金利の現在に多めの利子を払っておきたかった
私は家計管理の簡略化の為、毎月固定金額の支払いにしています
そして2019年にローンを組んだので、元本がかなり残っています。
その為、固定金額に占める利子の割合が大きくなりがちです

ローンの支払い期間が残り短ければ固定金額のうち、
元本の返却分が増え、利子の割合が減ります

3000万円の利子0.5%と3000万円の利子1%では年間で15万円違ってきます
しかし500万円なら2万5千円違いません

借りている金額が大きければ大きいほど金利の違いは大きくなってきます
なので金利を少なくした方が影響の大きい時期は変動を選んでいます

③金利上昇が起こった際に固定に乗り換えを検討する用意がある
金利は常に変動しています
ある程度の金利の上昇トレンドになり一定を超えたら、固定への切り替えも検討する用意があるという事です
もちろん金利が上がれば固定金利も高くなりますが、自分の中で一定の金利を超えたら切り替えるというのも1つのリスク管理です

これができるのも変動金利の強み
固定金利を選択した際は取る事が出来ない手段です

まとめ 

以上で今回のニュースと私の金利に対するスタンスを述べきました

もちろん最終的には変動が正解か固定が正解かは支払い終わってみないとわかりせん
ここ最近2〜30年では金利は変動の人の方が成績は良かったかと思います
しかしそれがそのまま続くとは限りません

重要なのは

なぜ変動or固定を選んだのか?
想定されるリスクをきちんと理解できているか?
またそれに対処しようとしているか?

それらが重要になってくると思います
最近では固定と変動を組み合わせたローンも出来ているようですので、比較してみるとより自分にあったものが見つかるのではないでしょうか?

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